SSブログ

どこか懐かしい感じと現代思想~放浪息子~ [文化]

31dc6617-s.jpg
放浪息子についての記事です。
このブログで初のアニメネタだからあまり気が乗らなくて緊張していますが、個人的に興味のある文化的なネタだし、ものすごく面白い作品ですので紹介したいと思います。ちなみに言っておきますと、私は原作の方がどうとか、原作との比較はしたことがありませんので、一つのアニメとしてちょっと書いていきます。

 内容としては、中学生になった女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子の複雑な心境を上手く描写したアニメ。思想としては、ジェンダーフリー的な考えが随所に見られます。慎重に書かないとまずいことになりますので、気を付けます。
 個人的には最近のアニメでは1位2位を争うほどの面白さでした。ワンクールでよくまとめましたね。今流行の、派手な戦闘シーンや鉛のように重たいシリアスパートは無く、これまた流行りの声優さんはあまり起用せず、ものすごく可愛い目立ったキャラもいません。では、なぜそんなにも面白く思えたのか。
 最初の方はただ見やすいアニメだなと思っただけで、特に素晴らしいと思わなかったのですが、見ているうちに、最初に述べた社会的思想のイメージというかメッセージが、それとなくすーっと体に入ってくるようになったのです。これには私は驚きました。現代思想について考えさせられる作品であると共に、自分がとても人間的な考えに耽っているということに喜びを感じました。
これからもこういう作品に出逢えたら嬉しいです。何か似た作品を知っていたら教えてください。よろしくお願いします。

 最終回を迎えて、やはりいい作品でした。
それもこれも私は、作中での「末広杏那」の存在が大きいと思いました。
最終回Bパート中盤あたりの「男らしい」「女の子っぽい」という台詞により、彼女が世の中によく通った考えをしていることがわかります。また、同年代の中では主人公のことを馬鹿にしない人物で、理解者であることも伺えます。
堀江由衣だし。
自分の考えは、一般的な考えを持ちながらも主人公の良き理解者がいるということが、取り上げにくいテーマのアニメでも視聴者を迷わせなかった一因じゃないかと。
ただ、ちょっと気になったのは、EDのカットが一枚も無かった事。
何時も通りのカットでいいから入れれば良いのに、と最後になって違和感を感じてしまいました。

 最近のアニメは、一部ですが、先述したような傾向にあります。が、こういった思想の入り組んだアニメとかも見てはいかがでしょうか。とても面白いです。
 別に価値観を押し付けようとしている訳でもないし、萌え系アニメをディスってる訳でもありません。私だって、アニメを何か考えながら見たのは、恐らく、この放浪息子が初めてでいつもは気軽に見れる日常系のアニメも好きです。ライト層が好きそうな戦闘シーンかっけぇやつも好物です。もしかして自分がライト層なのかもしれません。そういうのはよくわからないですが、まあ時々、見てるアニメの伝えたい事とかを考えて見るのも楽しいですよ、ということです。

 主観的過ぎて申し訳ありませんでした。中立的に物事を見分けることができるようになるのが私の夢です。
 アニメ記事は、次いつになるかわかりませんが、特筆すべき作品を見つけ次第、また書こうと思いますのでよろしく。

ではまた
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

sphere 4 spring 最終回|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。